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ウィルスへの対処 no.2

では,ウイルスにいかに対処するか,である。ここでも,American Libraries誌におけるLara Ewen氏による”How to Sanitize Collections in a Pandemic”という記事を紹介しながら考えていきたい。

COVID-19に感染した利用者から資料が返却され,それを別の利用者が利用し感染する場合,①資料にウイルスが付着,②そのウイルスの残留中に次の利用者が資料を触る,③手などに付着したウイルスが目,鼻,口などから侵入,というプロセスを経る。そうした可能性は高くないことは予想されるにしても,より慎重な対応をするために,かつ,利用者に安全に利用してもらうためにはどうすればよいか。

記事によれば,最善の方法は,2020年3月17日のALAの勧告にもとづき,感染リスクがなくなるまで閉館することだという。しかし,やむを得ず開館したり,あるいはなんらかの理由で利用者に資料を提供しなければいけない場合,どうすればよいか。

まず,職員や館内での感染を防ぐために,図書館内の消毒と手洗いが必要である。机の上,ドアノブ,返却ボックス,コンピュータなどである。記事では,専門業者による消毒が望ましいとされているが,日本でそうした事業者がいるのであろうか。ちなみに厚生労働省は,消毒では,薄めた市販の家庭用塩素系漂白剤で拭いた後,水拭きを推奨している。

また,資料を扱った場合や職場の共有物を扱った場合は手を洗うことも必要とされる。資料自体の消毒については,次の記事で述べる。