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イギリスの状況

イギリスの閉館状況について,少し古いが3月23日のデータがある。ボリス・ジョンソン首相,3月23日,国民に向けた演説(PM address to the nation on coronavirus: 23 March 2020)で図書館に言及した。言及したのは演説の中盤で,衣料品,電化製品など生活必需品以外の商店などを閉めることに触れた際である。原文は以下のとおりである。法令の根拠への言及はなく,そうしたものには基づかないように見える。

close all shops selling non-essential goods,​ including clothing and electronic stores and other premises including libraries, playgrounds and outdoor gyms, and places of worship;

公共図書館のニュースを提供する独立系サイト,Public Libraries Newsによると,3月23日時点で95%の公共図書館が閉館を決めていたという。同ニュースでは,以下のようなコメントも見られる。

  • 図書館は閉館するが,宅配サービスは継続(Wandsworth)
  • 罰金の支払い停止と貸出しの無期限延長(Reading)
  • 社会的弱者への各種サービスを行う図書館関連施設は継続(Bath and Northeast Somerset,Leeds)

イギリスは,日本と比較してコロナウイルスの影響が大きかった。そのことが,図書館閉館が早く進んだことと関係しているのかもしれない。

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開館/閉館時の考慮事項

CILIPのCILIP Coronavirus Information ServiceのSector-specific advice and guidanceで,図書館を開館する場合,あるいは閉館する場合のアドバイスがある。これから閉館する場合,あるいは今後,開館する場合に参考になることがあると思うので,紹介したい。

開館する場合

  • 手洗いに関するNHSによるアドバイスのポスター掲示を検討(日本で言えば,厚生労働省の情報か)
  • すべての利用者,職員にハンドジェルを提供するか,手洗いの場所の案内を掲示(日本でもよくアルコール消毒のボトルが置かれている)
  • キーボードなどを拭くものを用意
  • 図書館の事務用スペース,利用者スペースが定期的に,完全にクリーニングされているかを確認
  • 他にも,マスク着用のルール化,社会的距離,イベント実施の際の配慮,資料の消毒(または一定期間の隔離)等,考慮すべきことがさまざまありそうだ。

閉館する場合

  • 貸出期間の延長
  • イベントのキャンセルとその連絡
  • サービスが暫定的に停止されていることの連絡
  • E-mailまたはオンラインで図書館と連絡を取れることの通知
  • 遠隔サービスの検討
  • 状況変化について利用者,職員に定期的に通知